以前から、PC用のFANは,ノイズ源にならないのか常日頃から疑問でした。

 

ブラシレスモータなら大丈夫という議論も在りますが、実際に

ノイズを観察してみました。

 

 波形は100MHzのオシロスコープにて、ファンに直列につないだ抵抗=0.073Ω

の端子間にて観察した。

(抵抗は、セメント抵抗0.22Ωを3個並列にしてインダクタンス分を押さえてあるが

寄生容量は3倍に増えているので、多少ピークが鈍っていると考える。)

 なお、なにもノイズ対策をしなかった場合とコンデンサーなどをつないで、

ノイズ対策した場合を比較してみた。

Capa.jpg (18902 バイト)

 ノイズを押さえるためにつないでみた部品達。

左から、

 無極性電解コンデンサー(MUSE)

 積層セラミックコンデンサー

 フエライトビーズ

 三端子コンデンサー

 

 

1.AVC 8025B12H のノイズ波形

AVC.jpg (60321 バイト)

 かなり大きなサージが出ているのが解る。

  画面ではみにくいが、+方向に大きなピ

ークが観測できた。

  このぐらいのレベルだと、MBのFANコネ

クタからのノイズの回り込みで、CPUの動作

に影響がある恐れが...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.三端子コンデンサー(220pF)での対策

 

2200三端子.jpg (70161 バイト)

   いわゆるビーズ付き三端子コンデンサーで

対策してみたが、逆にサージが増えている。

  ほかに、フェライトビーズやEMIコアなどを

とりつけてみたが、同様に逆効果であった。

  どうもインダクタをつなぐのは逆効果らしい。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.無極性(ノンポーラ)電解コンデンサーにての対策

 

対策220.jpg (68739 バイト)

  220μFのオーディオ用ノンポーラ電解

(MUSE)を電源+とー端子間に取り付けた。

 ピークが約1/7になっているのが解る。

   なお、無極性電解なのは、ノイズが負

側にかなり振れるので、通常のコンデンサだ

と壊れる恐れがあるので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.無極性電解コンデンサー+積層セラミックコンデンサーにての対策

 

対策220+10積層.jpg (60126 バイト)

  さらに、高周波特性を良くするため、10μ

の積層セラミックを追加してみた。

 無極性電解コンデンサーだけの場合と

比べて若干の改善がみられる。

  ただ、高周波電流を電解コンに流すのは

あまり良くないので積層セラミックは必須と考

える。

 また、積層セラミックだけの場合も実験した

が、それほどの効果は見られなかった、コンデ

ンサーの容量が効いてくるらしい。 

 

 

  

   

 

5.ところが...

SANYO.jpg (65447 バイト) 

  ところが、山洋電気製の□80のファンの場合は、

 全く無対策でも、コンデンサーを並列につないだ場

 合よりも、さらに低い(約半分)のノイズレベルだっ

 た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[結論]

 ファンによっては、CPUの動作に影響があるほどのノイズレ

ベルのファンがある(ほかにクーラマスターのDORACO AMD

でも同様に高いレベルだったし、Panafloのファンではこの中間

ぐらいだった。)もし、CPUの動作が不安定で、冷却の強化や、

電源電圧周りの安定などの対策でも解決しない場合は、FANを

交換するのも、一つの策かもしれないし、半田付けができれば、

左の写真の様にコンデンサーを追加するのも安価にできる対策

だと思われる。

 

 

 

 

 

[おまけ]

コネクタの分離.jpg (43536 バイト)ファンを付けかえるのも、コンデンサーを取り付ける

のも少し気が進まない人に、左の写真のように回転検

出の信号線と電源ケーブルを分離して、モータの電源

だけを、電源ユニットがら直接とる方法を薦める。

 これだとファンの回転数の検出もできる。

 ただし、MBのGNDとATXのGNDが電気的に絶縁され

ていないという仮定で行っているので、回転数検出機能

が正常に働かなく場合も考えられる。

(この場合はファンのGNDと3PコネクタのGNDを結ぶ線

を追加すると良いかも知れない。)

 

 私の場合は、回転検出機能がしばしば数秒おきに0rpmになったり10000rpmになったりしていた現象が完全に収まった。

 

 

注意!!

 上記このページで紹介した、対策を行って万一損害が生じた場合でも、私どうさん本人は何の責任や保証はいたしかねます。

あくまで自己責任にて行ってください。(お約束ですね^_^)